2019.06.08
第4回目のことに、
時間を割きすぎたのでしたが、
今まで私の心に残ったコンテスタントは、
各回共、決して第1位のかたではなく、
3位だったり、5位だったり、6位だったり、
ファイナルには残れなかった方の場合も、
ありました。
セミ・ファイナルへ進めなかった方の中にも、
何故か惹かれるところのある方も、
毎回いらっしゃいました。
そういった方々も、その後、様々に活躍の場を得られて、
音楽家としての道を歩まれています。
そしてとうとう、今回の第7回目にして、
初めて、第1位の方の演奏に、心の底からの感激感動を、
覚えることができました。
コンクールが始まるとき、予選が終わったとき、
セミファイナルが終わった時点でさえ、
こうなるとは、全く予想できていませんでした。
正直申せば、ファイナル前は、
いつものように、ファイナルに残れなかったおひとりのことを、
思っていたからでした。(→審査員特別賞受賞)
そして・・・、ファイナル2日目のモーツァルト、
なんということでしょう。
彼は直観的にホールに合う響きを作っているのでは?と思いました。
心地よい音がすべての空気を浄化してくれている。
彼は、コンクールのために弾いているのではなさそうだ!
ということが、やっと分かりました。
3日目、聴いているひとを、
どんどん別世界、未体験ゾーンへと誘い込んでいくかのような、
チャイコフスキーの旅!!
今回は小説効果で、聴衆数がかなり増えました。
お世話をしてくださった、各スタッフの方は、
今までよりご苦労が多かったことと思います。
そして、ここ仙台では、「風間塵が、優勝してしまった!!」
おめでとうございます!!
これから聴き続けたいピアニストが、ひとり増えました。(完)
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