2019.06.06
第4回目のピアノ部門は、
2010年の6月13日、今回とは違い、
日曜日からの、予選開始(午前10時)でした。
4人目Sさんの演奏(ハイドンのソナタ)
が始まって、50秒後ぐらいのとき、
地震の予兆のような揺れがはじまり、
10秒後には、ごーっという、なんともいえない、
恐ろしさを感じる音と、大きな揺れが、
ホールをおそったのでした
演奏中に、地震に遭遇したのは、
生まれて初めてです。もちろん演奏者もでしょう。
12時32~33分だったようです。
Sさんは、このとき決して演奏を中断することはなく、
そのまま続行。その後の演奏は、どんどん集中力を増していきました。
見事、予選通過です。地震の件がなくても、
注目に値する魅力的なトーンを奏でる演奏者でした。
それから現在に至るまで、時々消息をおいかけてみたりしています。
仙台では、ファイナルには残れませんでしたが、
ファイナル当日に、あるところで私的に演奏してくださって、
私も幸運にお聴きすることができたので、より思い出が深いのです。
Sさんは、コンクールのプログラムだけではない、
馴染みやすい曲も弾いてくださり、実力十分ということが、
ありありと感じられました。
その後2014年に、ルービンシュタイン国際コンクールで、
2位になられました!!
地震はその頃までの何年間も、次第に増えてきていて、
翌年の大震災につながる、恐ろしい体験のひとつでもあります。
また、私の国際コンクールの「おっかけ」がはじまる、
契機ともなったときともいえるでしょうか?。~続く~
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