2014.05.03
昨夜のNNKの特集では太田光氏を案内人に「忌野清志郎さん」の軌跡が取り上げられていましたね。
忌野清志郎:
日本の著名なロックンローラー。5年前に喉頭癌で他界。
80年代後半より、原発問題・国歌制定など、社会問題へ切り込んだ歌をうたい、時にはレコード会社より発売中止を言い渡されたこともあったとか。
というほど、ロックに詳しいわけでは無いのですが、、、
一度、清志郎さんファンの友人に誘われて彼のライブに行ったことがあります。
シャープなリズム感と、美声、インパクトのある歌詞にこんな「
かっこいいおっさん」が日本にいてたのか、と。
昨日の番組ではその忌野清志郎さんの、社会問題への
ダイレクトなメッセージに
当初、音楽家仲間からも、戸惑いと反対があったこと。
太田光氏本人も、共感しつつも反発するような、いささか複雑な心情を語っていたように見受けられました。
その中で、
「野暮」という言葉が印象に残っています。
社会問題を扱う、しかも正面から主張するのは「野暮」?
がーん、こんな文章を書いている私って野暮なんだ。
でも、ちょっと待って。
そんな価値観に誰がしたのかな?
政治に熱くなるなんてみっともない。
社会問題からは距離をおく方がかっこいい。
一生懸命して成果があがらないなんて、価値がない。
楽してお金儲けられるなら、それにこしたことは無い。
(ここまで来ると、おいおい、て感じですが)
遠因としては、70年代の学生運動の挫折があるのかもしれません。が、それ以上に後のしらけ世代、40代・50代の雰囲気が子供世代にまで伝染し、結局、今の無思慮な社会
を出現させているように思います。
つまり、こんな価値観にしたのは私達・・・なのか。
ということで、わたくし開き直りました。
野暮な大人でいいじゃん!
一生懸命がかっこいい!真っ正面から取り組むことがかっこいい!
そう言う価値観を体現する大人になってやろうじゃ無いですか。