2013.08.15
お盆の休暇を利用して、長崎へ。
そこは
坂と猫とお墓の街でした。
古くから、アジア、ヨーロッパへの玄関口となった長崎は日本文化、中国文化、欧州文化が
ちゃんぽんになった、魅力満載の街です。
しかも見所をまわるのは
市電と徒歩で十分という適度な広さに加え、迷いそうになれば観光標識・案内がちゃ~んと目にとまるという、
観光客に優しい街。
これで食事が美味しいわけですから、たまりません!
今回の旅の目的は二つ。
1)浦上地区(原爆投下の中心)
2)大浦天主堂
まぁ、今日は終戦記念日ですし、
浦上地区の話からしましょうか。
暑さをさけて、朝一番、まずは
原爆落下中心地へ。
長崎というと、あの平和公園の薄緑の大きな男性像を思い浮かべる方が多いのではないかと思うのですが、私にとって一番
リアルにあの日のことを感じられるのは落下地点なのですね。
落下地点もまた、広い公園になっており、樹木にかこまれた広場の片側にそれは
ありました。
空に向かう一本の黒い棒。
その先から、一つの爆弾が落ちてきて、、、。
自分の足でその土地に立った時、特別な感慨を覚えるのは、そこに染みついた記憶が、私に呼びかけてくるのでしょうか。
爆弾が落ちる、その下に命(敵味方なく)があることを
リアルに想像できるならば、戦争など、その準備などできるはずも無いでしょうに。
落下中心地から、平和公園、そして浦上天主堂へ。
浦上天主堂、ここもまた原爆によって全壊、その後再建されたキリスト教の聖堂です。この地では、キリスト教徒も、韓国人も、中国人も、実は捕虜も、
敵味方なく無差別に、原爆の火に灼かれたということ。
これが戦争と言うものなのでしょうね。
この記憶が、なんとか次世代にも伝わっていくように、願わずにはおれません。
つづく