2013.02.06
皆さん、譜読みはお好きですか?
実は、私は大好きなんですよ!
と言っても、もちろん幼少の頃から好きだったわけではなく、いえ、むしろ苦手でしたね。
それが、どうして好きになったのか、どこが楽しいかをお話したいと思います。
では、譜読みのどこが楽しいのか?
これは言うならば、
謎解きの楽しさでしょうか。楽譜のあちこちには、素敵な宝物がたくさん埋まっています。
たとえば綺麗なメロディー、
たとえば思いがけない転調、
たとえばワクワクするリズム、
たとえば胸がきゅんとなるハーモニー。
それらを一つ一つ発見して、暗号だったものを音楽に変えていく。それは、ファンタジー小説でも読んでいるような楽しさです。えっ、あまり本は読まない?では、レシピからお料理をつくるような、あるい型紙から服をつくるような楽しさといっても良いでしょうか。
とはいえ、宝探しを楽しむためには
道具が必要です。その道具とは
楽譜の知識です。
でもここでそれら全てをお伝えすることは無理なので、まず譜読みの最初に私が心がけていることを3点書いておきますね。
1)雰囲気をつかむ
明るい?悲しい?楽しい?色っぽい?
、、、、
大ざっぱでよいし、外れていてもよいんです。題名からでもよいし、表情記号からでもよいし、とにかく、これどんな曲〜?と探ることから始めます。
2)段落を探そう
先に
構成をつかんじゃいます。
たいてい、終わった感じのする和音(カデンツ)、リピート記号のある場所、転調のある場所に段落があります。
あと、最初の部分が戻ってくる箇所もチェック。
構成が分かっていると断然練習を進めやすくなります。というのは練習の見通しを立てられますから。たとえば今日はこの段落まで譜読みしてみよう、とか後どの位で譜読みが終わるか、とかここまで来たら大丈夫とか、ね。構成が分かること、それはちょうど
目的地までの地図を手にすることです。
3)リズムに注意して進もう
譜読みのときに、音(ドレミ)を読むことから始めちゃう方が多いように思うのですが、いえいえ、必ず
リズムから入りましょう。まず何拍子かな?ゆっくりの曲かな?あるいは早い曲かな?
リズムが整っていると、多少の音間違いはあっても音楽が見えてきますよ!