2019.05.19
ここ数年は、街のちょっとしたお店でのライブに出掛けるようになりました。
ジャンルは、よく分からないな〜。
大抵はギターとボーカル、時にフィーデルが入ったり、ベースが入ったり、、そういえばダンボールドラムなんてものもありました。
トークとオリジナル曲、
お客さんはアルコールを片手に、宴もたけなわになってくると手拍子、ハモり、踊りと、気づけば私も汗びっしょり。
おかげでドリンクがすすむ、すすむ。
そして、改めてコンサートホールの座席に戻ってくると、なんだか落ち着かない気分になるのですね。こんな面白い音楽が鳴ってるのに、なんでみんな座席でじっと固まってるんだろう、、、って。そして、バルコニーから身を乗り出して聞き入って、ホールスタッフのお姉さんに注意されたり、とか(汗)。
愉しみたいな、と思うようになりました。
音楽の喜びを全身で表現しながら演奏できたらどんなに素敵だろう、って。
生来が生真面目なもので、ステージに上がるのは怖いし、特に音符のたくさん並ぶテンポの速い曲になると、もうまさに鬼の形相、奥歯を噛み締めて楽器に挑む気分になるのですが、いやいや、そんな時こそ顎の力を抜いて、リズムに乗りたいな〜、と。
そして、思うのです
結局人って、楽しんでいる時が一番良いパフォーマンスが出来るんだよ、て。
さて、六月の熊猫音楽舎でのサロンコンサートは「踊るバロック」と称した舞曲シリーズなのですが、舞曲をしかめっ面で演奏しちゃ、おかしいよね。
と日々、自分に言い聞かせながら、
鍵盤上を駆け巡るテンポの速いクークラントやらジーグを、いかに「顎を脱力」をして演奏できるか、只今精進しているところでございます。