2017.04.06
桜の季節となりました。
この時期そろそろ子供さんにピアノのレッスンを、と検討されている方も多いのではないでしょうか。
今回は時々耳にする質問「ピアノは何歳ぐらいから始めればよいですか?」
について私の経験と考えを書いておきたいと思います。
当教室でも初めてのお子様には体験レッスンをしているのですが、初顔合わせは楽しみ半分、緊張半分ですね。
実はわたしもです!
まずは自己紹介。
それからウォーミングアップで季節の唄を一緒に歌います。
それからいよいよ鍵盤遊び。
ピアノの中身を覗いて音の出る仕組みを発見したり、鍵盤の端から端まで音を鳴らしてみたりします。
そんな遊びを通して
これが出来るとレッスンを始めても大丈夫かな、と確認していることがあるのでご紹介しておきますね。
1)高い低い、大きい小さいの概念がわかる
2)1から5までの数を数えられる
3)丸と線が書ける
4)受け答えができる(何か質問をされているな、と反応できればOKです。)
もちろん、全てが完璧にできている必要はありません。
それぞれの生徒さんに得手不得手があるのは自然なことですし、レッスンをしながら時間をかけて伸ばしていけば良いことですから。
あくまで無理なくレッスンが受けられる目安として参考にしていただければと思います。
また、音楽を奏でる喜びは全ての人に開けています。
なんらかの障がいをお持ちの方も、どうかそれで音楽を諦める事がないように切に願っております。何かお役に立てることがあればご相談いただければと思います。
さて、日本では早期教育の重要性を耳にしがちですが
先日、アルゼンチン出身の方とお話ししたところ、かの国ではあまり早くにピアノのレッスンを始める事は推奨されていないとのことでした。
成る程な、と思いました。
大人(それも男性向け)に作られた楽器であるピアノは、小さなお子様が扱うには重く大きすぎるんですね。それを鑑みず、無理に小さな手で難曲に挑戦したが為に、不自然な指のフォームになっている場合をみかけます。
楽譜を読むのは大変な作業ですし
毎日の練習には根気がいります。
やはり、小さなお子様にはなかなか負担の大きい習い事でしょう。
もちろんそこから得るものは何にも代えがたい音楽の喜びなのですが。
無理に小さいうちから始めて、数年で断念するよりも
子供なりに自分の意思でやりたいと思え、身体もしっかりして来たときに満を持して始めるという選択もあるのではないでしょうか。
ただし、ピアノのレッスンを始めるかどうかは別に
音楽が身近にある生活であれば、こんな素敵なことはないですね!
♪熊猫音楽舎(山本真美ピアノ教室)♪
大阪市都島高倉町
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