2020.01.22
お久しぶりの投稿となります。
先日、岡崎甲山会館にて、
2020カワイこどもコンクール西三河地区オーディションが行われました。
おおたけピアノ教室では、数年前までコンクール出場ご希望の生徒さんは、週2コマのレッスンでお月謝1万円のコンクールコースを設けていました。
コンクール参加は毎年1名程度で、ほぼ毎年受賞者を出していました。
しかしながら、生徒さんの増加により、週2コマレッスンをご用意するのが難しくなってしまったこと、金銭面でもコンクール=お金がかかるというイメージから、力のある子供の芽を摘んでいるのではないか、、、と疑問をもつようになりました。
せめて教室からコンクールに参加するための条件を取っ払ってしまえば、きっとコンクールに参加したい生徒さんが増えると思い、一昨年前にコンクールコースを廃止しました。
力のある生徒さんから声かけしたところ、4人に1人チャレンジしたいとご希望がありました。
とはいえ、週1コマ30分間のレッスンで、どのように取り組んでいこうか。。。
通常のレッスンと違い、コンクールは重箱の隅を突くようなレッスンになります。
1年目はきっと何でこんなこと言われるのか、わからない生徒さんも多かったと思います。
そのため、1年目は受賞のことは考えず経験で良いと思っておりました。
それでも、余裕のあった生徒さんは数名入選することができました。
受賞できなかった生徒さんは、この時悔しい思いをしたようで、入選した生徒さんは新たな目標を作り、全員また今回のコンクールにチャレンジしたいとご希望されました。
また、コンクール参加されてる生徒さんを見て、更に数名チャレンジしたいと手をあげてくれた生徒さんがいました。
おおたけピアノ教室からは過去最高人数のコンクール参加です。
さて、ここから1人1人のドラマが始まります。
早くから1人1人にタイプのあった曲を選曲して、楽譜を渡していましたが、譜読みができてからはグダグダ。細かいアドバイスがなかなか直りません。
12月初旬クリスマス会にて他の生徒さんの前でコンクールの曲を演奏してもらいました。
その時の演奏はみんな私としてはこのままじゃ去年と同じと頭を抱え込む状態でした。
中には完全にスランプの生徒さんもいらっしゃいました。
カワイ楽器さんから提供していただいたアドバイスレッスンに参加していただき、冬休み前から、全員の意識が変わりはじめました。
毎日のように夜自主練に通ってくれた生徒さん
最高の演奏ができるようになったけど、直前までスランプに入った生徒さん
音や弾き方に自分で追求し始めた生徒さん
初めての参加で受賞候補でもあったのに直前インフルエンザにかかってしまい、泣く泣く欠場してしまった生徒さん
この1年コンクールを通して、たくさんの思い出ができたと思います。
1人1人の生徒さん、またその生徒さんを支えてくださったご家族の皆様、本当に良く頑張って下さいました。
結果は
入賞 Cコース1名
入選 Bコース3名
Cコース2名
本番でペダルトラブルがあり、
本来の力を発揮しきれず
受賞できなかった生徒さんもいましたが、
去年よりもうんと上手になったなぁと思います。来年は絶対受賞させたいと思います。
楽譜を配ってから、長い期間本当にお疲れ様でした。
入賞の生徒さんは4月に中部大会です。
また新たなるスタートです。
コンクールは1人1人成長させる場でもあります。
コンクール直前、生徒さんのお母様から
ピアノがもっと好きになった
コンクールレッスン楽しかった
と、ご本人のお言葉をご報告いただきました。
講師としましても、このようなお言葉がとても励みになります。
私も生徒さん達がどんどん上手になっていくので、とても楽しく指導させていただきました。
今後も子供達の「頑張りたい」という気持ちに精一杯お手伝いできるよう尽力して参りたいと思います。