2026.09.15
相次いで起こる災害。どこに住んでいても油断はできない昨今です。そんな中『音』を津波予測に活用しようと研究が進んでいるそうです。いま注目されているのは『超低周波音』と呼ばれるものです。
巨大な津波が発生すると、海面が大規模に持ち上がったり下がったりして、その音が空気中を伝わります。その『音』は人間の耳が聞き取れない低周波なので、私たちにはほとんど聞こえません。
しかし、それを専用の高感度なセンサーの力を借りて聞くことで、津波の発生を知ることができるのだそうです。低周波なので、普通の音よりずっと遠くまで伝わりやすく、津波が到達する前にその音を聞くことができます。どこで、どの程度の津波が発生したのか、こちらにはいつ頃来るのか、を津波が来る前に知ることができるのです。
現代の科学は、揺れや水の重さを感じたり、それらの音を聞いたりすることで、人間でいう五感のようなものを駆使して、地球の声を感知する方向へ進んでいるようです。
熊本はまだ時々余震があり、ニュースには出ないほどの小さな揺れを身体に感じることもしばしばです。それらは音も無く身体が小さな揺れを感じるだけです。しかし、おそらく人間には聞こえない音を発しているはずです。そんな時は、聞こえないがゆえに、地球の声を受け止めているような錯覚になります。
大きな地球に自分が組み込まれて何かをささやかれている感じがしてくるのです。地球は様々な音で私たちに語りかけています。その声は優しい時もあれば、荒れ狂う恐ろしい声の時もあります。
さて、厳密にいうと津波予測とは『津波の出す水の音』を聞くのではなく、津波がこちらへやって来る途中で発生させている『空気の声』を聞くということなのだそうです。空気があるから音が聞こえるという地球の特性にあらためて気づかされます。
音とは空気の振動。地球に空気があるおかげで音が聞こえ、私たちは音楽を作ったり聴いたりして心を動かすことができます。地球の様々な『音』について考えると、地球に住んで『音』を感じられるということは、特別なことなのだなと思います。
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