私の好きな曲① 首の差で 「Por una cabeza」
2012.12.10
「Por una cabeza」
競馬用語の「首(ひとつ)の差で」を意味するタンゴの曲です。カルロス・ガルデルが1935年に映画の挿入歌として作曲したものです。
映画、フィギュアスケート、 テレビコマーシャルにも使われ、日本人の好きなタンゴのひとつです。オリジナルは歌がついていますがアコーディオン、弦楽四重奏版、ヴァイオリンソロとオーケストラ、等いろいろな演奏があります。
私は歌詞がない演奏が好きです。メロディーそのものに魅力を感じるからです。命の美しさ悲しさ、人生の荒波の厳しさ、生きていくことのつらさ、死の悲しみ、それゆえの愛の尊さ…言葉ではとても表現できませんが…。美しすぎるものは何でも透明度が高すぎて青白く、心に突き刺さる感じがします。
「美しさ」で悲しみや愛を表現するなんて音楽とは本当に素晴らしいと思います。
熊本市東区健軍 HEART PIANO ハートピアノ教室