2017.02.08
車でのお出かけ。 長距離移動の楽しみは車窓からの風景と好きな音楽です。さてさて何を聴こうかしら~♪
しかし、音楽をやっている私にとって、車で好きな音楽を聴いてしまうということはちょっと危険です。
例えばヴォーン・ウィリアムズの「タリスの主題による幻想曲」
映画音楽にも使われているらしく、時代背景のある壮大な映画を想像してしまうような曲です。いつの間にか自分も物語の中に入ってしまって、森の中をあてもなくさまよったり、時には高い山を上空から見下ろして一気に谷底まで駆けぬけたり、またある時は背丈より大きく成長したひまわり畑のざわめきの中にいたり・・・。時代も場所もおかまいなく私を想像の大宇宙へ連れて行ってしまいます…。
あっ!あぶない!!(急ブレーキ)
他には17世紀オーストリアの作曲家ビーバーの「パッサカリア」
パッサカリアとは遅めの3拍子の変奏曲ですがこの曲は宗教色が強く、祈りのような、暗闇の中にあかりを求めているような感じがあります。優しく慰められるような曲で、ついつい苦しかった思い出を思い浮かべてしまいます…。
他にもラヴェルの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 遺作」、それからペルトの「アリーナのために」…。
アクセルを踏む感覚がなんとな~く曖昧に…。
あっ!あぶない!!
スカルラッティのソナタK141、シュニトケ「パントマイム」、ベートーヴェン交響曲第7番。
暴走&急ブレーキ!
失礼致しました。
恐ろしいので家でゆっくり聴いた方がよさそうです。
そうそう、もうひとつありました。もっと恐ろしいものが。 自分の演奏の録音も、絶対車の運転をしながら聴いてはいけないようです。運転に集中できなーい。
熊本市東区健軍
HEART PIANO ハートピアノ教室熊本