2021.02.07
音楽ライターであり、ピアノ教本研究家の山本美芽先生が主催している連続セミナーを、年末からずっとアーカイブ受講しています。 1年に6回シリーズを3年分。今は、2020年のシリーズにさしかかったところです。単発セミナーもあります。
山本先生の著書との出会いは、私がまだ20歳そこそこの頃だったと記憶しています。当時は音楽教室に勤務していたので、日々の仕事に悩殺され、教材研究になかなか時間がとれず、いつも歯痒い思いをしていました。
独立して、1番悩んだのが『何の教材を生徒さんに使うか?』です。
バイエル一強だった昭和の時代と違い、時は平成。楽器店には、たくさんの楽譜があふれていました。売れている、人気、と言われる楽譜はひととおりチェックしてみるものの、自分には合わなかったり、生徒さんに合わなかったり…。
あれもこれも、とやっているうちに、教材迷子になることもしばしばでした。
そんな時に、何度も何度も読み返したのは、山本先生の本でした。我が家のピアノ室の本棚は、山本先生の本の冊数が、断トツでナンバーワンです。(※写真には、先生の著書の他に、先生が関わった本が含まれています。)
なぜこんなにリピートしたくなるのか?私なりに、理由を考えてみました。
◎文章が簡潔でわかりやすい。
◎ニュートラルな視点。
◎情報量の多さ&濃さ。
◎時代に即した視点。
他にもたくさんの教材解説本を買ったので、山本先生の本がいかに読みやすいかがはっきりわかります。
今は令和。いつまでも自分たちが習ってきたスタイルで教えるのははっきり言って古いですし、今の忙しい子供たちには合わなくなってきています。
何を選び何を組み合わせればいいのか?
今のピアノ教育に必須のものとは?
山本先生の著書とセミナーでは、それが学べます。(ちなみに、セミナーでは本に書いてないこともたくさん聞けます)
また、私も参加させて頂いている山本先生主宰のFacebookグループ、ライティング研究会では、全国の熱意ある先生方の非常に有益な情報が日々交わされています。(無料)
孤独になりがちなピアノの先生。こんなときはどうしていますか?という問いにもたくさんの先生方が良きアドバイスを下さいます。
もちろん、山本先生も。
学びと、交流の場と。
山本先生から私が享受しているものは、計り知れません。