2022.07.06
トピックスをお読み頂きありがとうございます。
いろいろな生徒さんがいますが、皆さんそれぞれ頑張ってますよ✨。
ピアノ大好きな中3生徒さん。
高校入試は推薦で受けるそうで、早いうちに受験も終了しそうです。
相変わらず毎日ピアノを良く弾いているようで、教本も曲も進んでいきます。
毎日2時間くらい弾いているようですよ。
ハノンの音階とアルペジオの練習は自主的にやっていて、オクターブの練習や3度の指練習もしています。
そして、チェルニー40番練習曲に入りました。
曲とは別でハノン、チェルニーだけで1時間近く弾いているんじゃないでしょうか?
そして、バッハは3声のシンフォニアに入りました。
これが、2声のインベンションとは比較にならない難しさです。
2声の違うメロディーを同時進行で弾くインベンションもかなり難しいです。
幼児期から多声部を聴き分ける、耳を作っておけるとインベンションが弾けます。
指が速く動いて、ソナチネを巧みに弾けていても、インベンションは別物の耳と頭の回路が必要です。
音への意識、音楽の構成を考えることが好き、クラシック音楽そのものに興味が深くないと、インベンションの良さ、面白さに辿り着けない。
インベンションを弾く頃は、ちょうど思春期ですから、無理にインベンションをやっても、本人のクラシック音楽への強い思いがないとピアノそのものに気持ちがいかなくなってしまう。
インベンションをやる時期は慎重に見極めていこうと思ってます。
そんなインベンション15曲を全曲暗譜でコンプリートして、3声のシンフォニアに進みます。
3声を2つの手でどうやって弾くの?
片手で2声を弾き分けるんです。
1番上の声部は右の3、4、5の指、1番下の声部は左の3、4、5の指、真ん中の声部を右と左の1、2、3で分担する感じです。
場所によっては、右だけで2声を弾いたり、左だけで2声を弾きます。
練習は1声ずつを譜読みして、2声ずつ合わせ、それが出来たら3声合わせる。
2声ずつの組み合わせは3通りありますから、2声のインベンションの3倍です。
そして片手だけで2声を弾く部分の練習は、頭を使って、指の運びを時間をかけて練習します。
いよいよ両手で3声に合わせますが、音を聴く、情報処理をする量も2声のインベンションの3倍以上です。
ここまでいくと、弾ける曲の幅は一気に広がりますよ✨。