2018.08.22
秋の気配を感じます。
レッスンの夏休みも終わり、今週よりまた頑張りましょう。
皆さま、旅先のお土産をありがとうございます。
ご当地名物や、クッキー、チョコレート、蜂蜜、飲むお酢などを頂きました。
ゆっくりと、美味しく頂きます。
この夏、コンクールには出ませんでしたが、1番練習を頑張った生徒さんがいます。
小5の生徒さんですが、小3の時に転籍してきました。
譜読み、タッチの基礎を1からやり直してきました。
譜読みはすぐに出来るようになりましたが、指を分離させ、関節を安定させるのは時間がかかります。
耳が良く、音楽性がありますから、タッチが安定すれば、どんな曲でもキレイに思うように弾けます。
すでに弾けるようになってから、タッチをやり直すのは、かなり根気と忍耐が必要です。
両手でスラスラと曲が流れて弾けているのに、ゆっくり1音1音、指を注意されるのですから。
まどろっこしいですよね。
ジャンジャン弾いて、楽しくやっちゃいたいと、思うのが普通だと思います。
そこをじっと我慢して、同じ曲で毎週タッチのレッスンをやり続けました。
自分で考えて、毎日気をつけて、練習を積み重ねました。
「今ここでタッチを改善出来れば、一生出来るんだよ。」
その言葉をよく分かってくれたようです。
ピアノの「練習」の意味を私自身もこの生徒さんから、再認識しました。
レッスンの宿題もきちんとやった上で、ポピュラー曲集を自主練して楽しんでるそうですよ。
好きな曲、弾けるところだけを、ただ楽しむのは練習とはちょっと違います。
「練習」と、楽しむ遊び弾きが違うことをきちんと分かっている。
小学5〜6年生は、ピアノを生涯続けるのか、自分で選ぶ時期なんでしょうね。
自分の意志で「練習」をする人は一生ピアノを側におくことでしょう。
これから、いよいよ大人の曲、本格的なクラッシックを始められます。
とっても楽しみです。