2017.05.20
●脱力(腕や手首の力をぬく)…♪
ピアノを弾くとき、指先は少し緊張させて、腕や手首の力はぬきます。
とはいうものの、なかなか難しいですよね。
しっかりした音は出さないと…と思うと逆に力を入れて叩いてしまったり、
力を抜こうとして、指先に緊張感がなくなり音が出なかったり、
頼りない音になってしまったり!(^^)!
教室では時にはピアノから少し離れて、腕の力を抜くという事を実感してもらう
ための体験をしてもらっています。
例えば、両腕(片方だけでも良い)を横にまっすぐ伸ばして肩の高さまで上げて、
①自分の力でゆっくりおろす。次に
②自然にまかせて腕の力を抜く。
さて、おろした腕が太ももに当たったとき、①と②のどちらの衝撃が大きいでしょうか?
②の方が大きいですよね。こういう事を1回やったからといって、すぐに実践に取り入れて出来るのではないのですが、こういう積み重ねをすることで「綺麗な響く音」がだせるようになっていきます。
実際、年々お子さん達の音は変化していますよね。「例え」はほんの一例で、他にも色々なやり方をしています。前回の「鍵盤に手の重さを伝える」は、②の様に「脱力」をしてスムーズに指先に重さを伝えて、
それを鍵盤に伝える事です。そして、それをたくさん伝えると「フォルテ(大きく)」となり、
少し伝えると「ピアノ(小さく)」と、音の強弱を出す上でも、とても大切な事です。
どうぞ長い目で見守ってあげてください♪