2017.04.03
右の図のAの重さをBで支えることによって、重さAが、指先Eから
鍵盤に伝わりそのエネルギーがピアノの鍵盤の奥のハンマーに伝わって
ハンマーが弦をたたいて音を出します。この時に大切なことは、CとDの
関節がしっかりしていないといけない、という事です。よく見られるのは
Dの関節が内側に曲がるケースですが、そうなるとせっかくのエネルギーが指先に伝わらなくなります。
そして手首の高さも重要です。手首が高くなると力が入ってしまい指先にスムーズに重さを伝えることが
できません。でも和音(いくつかの音を1度に弾く)など、それ以外にも自然に手首が高めになることはありますが、図の形が基本の形です。簡単に言うと「テコの原理」で音を出します。レッスンの時や発表会などでは「椅子の高さ」をいつも確認していますが、それも、とても大切なことの1つなのです。