2016.10.09
こんにちは。
ピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。
年長さんからピアノを始めた小2のNちゃん。
現在テキストはバーナム導入書(テクニック)
アキピアノ2巻とピアノひけるよジュニアの3巻をやっています。
マイペースでじっくり進んでいくタイプのNちゃんですが
気分にむらがないところが彼女のいいところ。
難易度が上がった時も焦らず、辛抱強く取り組んでいけるのは強みです!
最近、左右のポリフォニックな動きもスムーズに弾けるようになってきました。
ポリフォニーとは複数の声部(パート)からなる音楽のことですが
Nちゃんが弾いているポリフォニックな動きとは、分かり易く言うと、
右手がメロディー、左手が和音や分散和音の伴奏形になっているものではなく、
右手同様、左手もメロディーのように横に動いていくものを言います。
このポリフォニックな動きは、普通の伴奏形に比べ、かなり難しいです。
バッハなどのバロック音楽は、ポリフォニーで書かれているので、
早いうちからポリフォニックな動きに取り組んで慣れておく必要があります。
もちろんバロック音楽に限らず、あらゆる作曲家の作品にも
ポリフォニックな動きはたくさん出てきます。
ピアノの挫折の一番の原因は、「一人で譜読みが出来ない」ことだと思いますが
もう一つ、この「ポリフォニックな動きがスムーズにできない」ということも
挫折の大きな原因になっていると思います。
譜読みもそうですが、ポリフォニーの曲に慣れるには、やはり数をこなすことでしょうか。
嫌いにならないためにも、小さい頃から童謡や知っている曲で
ポリフォニックにアレンジされているものを意識的に与え、
知らず知らずのうちに習得できるよう工夫していきたいと思っています。
2つ以上の旋律も同時に聴けるいい耳も育っていきます。
ベートーヴェンやショパン、あらゆる作曲家がバッハの作品をバイブルとして
勉強したそうです。
バッハ嫌い、ポリフォニック嫌いにさせないよう導いていきたいです。