2016.10.17
こんにちは。
ピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。
指導者は少しでも上手になって欲しいと、ついつい、
あれこれダメ出ししたり注文をつけてしまうものですが、、、(^^;
最近、生徒さんの「あること」に感心してしまうことがあります。
それは、私が生徒の右側の高音域を使って
『ここはこんな風にね~~』と弾きながら説明していると
生徒さん、さりげなくペダルを付けてくれるんです!
もちろんペダルが必要な曲の時ですが、
この行為、めちゃくちゃ難易度高いことなんですよ。
人が弾いているところに、違う人が足だけ(ペダル)付けるというのは
聴く耳が育ってないと出来ない行為です。
例えば連弾をする時、ペダルはどちらかが担当します。
大体はセコンド(左側の人)が担当しますが、
場合によってはプリモ(右側の人)が踏むこともありますし
途中で交代することもあります。
でも、どんな時でも相手の音をよく聴いて踏まないと
濁ったり、プツッと音が切れてしまったりします。
一人で弾いている時は、手足が自動的にずれて動く
脳の回路ができているのですが
相手のピアノに対してタイミングを合わせて踏むのは、
指導者でも練習を要するほど大変なことです。
先日は小学2年の生徒さんが私のピアノに合わせてペダルを付けてくれました。
高学年以上の生徒さんは当たり前のように私のピアノに対してペダルを付けてくれます。
『ペダルを付けてくれてありがとう!』と言いたいところですが、
あまりにも自然に付けてくれるので、言ったことで意識させてもいけないかな?と
心の中で『ありがとう』を言っています。
やはりペダルは早い時期からトライさせたいですね。
聴く耳が育っているなと実感しています。