2015.02.14
♪♪♪ピアノ教室こばなし⑬♪♪♪
美しい音を出すためには、よい手の形で弾くことが大切です。
ピアノを習い始めた時には、「ボールに手をのせた形でね」と教えて、その後のレッスンでも継続して良い手の形を意識付けています。ただ、弾き始める時はとても良い形になっているのですが、だんだんと手が下がってきたり指先がつぶれてくる生徒さんが多いです(>_<)
でも普段は楽譜を見て演奏するので自分の手がどんなに変な形になっていても気がつかない子が結構います。そこで、曲の一部分を暗譜して手を見ながら弾くこともやっています。
しかし教室でどんなに注意したとしても、自宅で練習する時に全く意識していなければ、やはり良い形で弾く習慣はつきませんし、そうすると美しい音や力強いけれども豊かな響きの音を出すことはできません。
自宅でも良い手の形を意識するために、ビデオカメラなどで録画してみることをおすすめします。横から手を中心にして映してみるといいです。
一回二回録画してもあまり効果がないかもしれないので、定期的に録画してみるといいと思います。
ある講座で聞きましたが、「悪い癖で弾いていると、その癖を完全に直すには倍の年数がかかる」そうです。つまり二年間悪い癖で弾いていたとしたら癖を完全に直すのに四年かかってしまうということです!