2019.08.09
「イメージを持ってピアノを弾こう」という思いでレッスンをしていますが、私が一方的に喋るのではなく、生徒さんからも言葉を引き出したいのですが、これがなかなか難しいのです。
初めての曲は、タイトル・イラストを見ながらお話しをして、お手本を弾きます。
「どんな感じがする?」
幼稚園、小学校低学年の生徒さんは無邪気に『楽しい感じ』『おもしろい』『悲しい感じ』など思ったことを伝えてくれます。
高学年になると、何か良いことを言わないとと思うのか、間違ったら恥ずかしいと思うのかなかなか言葉が出ません。
「正解はないからね。感じたまま言ってごらん」と言うと、やっと『楽しい感じ?』と自信がない感じで一言。
私は、今まで生徒さんが言った言葉を否定したりしたことはないのですが、これはいかに?
大人になった証拠なのでしょうか?
自分の言葉で感じたこと、思ったことを表現できるようになってほしいな。
自分が感じたことに正解も不正解もないのだから。
もちろん、思ったことを一生懸命、自分の知っている言葉で伝えてくれる生徒さんもいます。
感じたことを言葉で表現する。
これは『国語力』です。
豊富な語彙や適切な言葉を選ぶ力です。
ピアノを習うことによって、成長してほしいと願いピアノを習わせると思います。
ピアノを習うことで、つく力はたくさんあります。
私自身もピアノを習わせてもらったことで、自身がつき、力になっています。
そのピアノを習う前に、より力がつくように、下地を作ってほしいなと思っています。
それは、『絵本』です。
絵本はお子さんの成長の支えになってくれるはずです。
次回からは『絵本』について、そして乳児期から幼児期にかけての親子のかかわり方について書いていきたいと思います。