2019.08.02
ピアノのレッスンでは、楽譜を読めるようになることがとても大切です。
でも、音符の覚えが速くスラスラ読める子どもとなかなか覚えられない子どもがいます。
この違いは何でしょう?
頭がいい?悪い?能力の差?
そんなことはありません!
人の能力はほぼ同じだそうです。
では、なぜ差が出てくるのでしょうか?
その原因を、自分の経験から考えてみました。
これからピアノを習わそうと思っている保護者様、小さな子どもさんの子育て真っ最中の保護者様にぜひお読みいただきたいと思います。
楽譜を読むのに時間がかかる生徒さんは、文字を読むのも時間がかかって読み間違いが多かったり、文章を区切るところがおかしい為に意味を違えて理解していることに気がつきました。
ということは、"読む'' ということ、すなわち"国語力"ということがピアノにも関係しているのではないか…と思うようになりました。
そもそも人間はどうやって''読む''ということができるようになるのでしょうか?
子どもは、言葉をまず耳から覚えます。
赤ちゃんは、お父さんお母さん、周りの人たちからたくさん語りかけてもらい、愛されていることを感じて育っていきます。
生後2カ月頃になると、『くー』『あー』などの声を出すようになります。
これは音を作る器官が少しずつ育ってきた証拠だそうです。
8〜9カ月頃『あう』『ばぶ』などの喃語を発するようになります。
骨格が整い、口の奥にある音を作る器官が成長してきました。
周りの人が言っている言葉も意味のあるものとして取り入れられるそうです。
また音の調節と発声、肺から出る空気のコントロールができるようになり、喃語の発音もはっきりしてきます。
赤ちゃんってすごいですね!
1歳頃になると『まんま』『わんわん』など単語を言うようになり、個人差はありますが、1歳半を過ぎると『まんまちょうだい』などカタコトでお話しするようになります。
会話ができるようになりコミュニケーションが取れてますます可愛い時期になりますね。
言葉の発達には、お父さんお母さんの普段からの語りかけが大切ですが、それを助けてくれる良いアイテムがあります。
それは 「絵本」 です。
前置きが長くなってしまいましたが、絵本を読むことが"読む''ことの基礎になり、ひいてはピアノの上達の下地にもなっているのではないかと思っています。
長くなりましたので、続きはまた後日♫