2019.07.25
山の高さはそれぞれ。
先日のレッスンで、小1の男子二人にこんな話をしました。
二人とも、今度の発表会は、2回目になります。前回は、参加するだけでもOKだったわけですが、今回はね。
二人とも、夏休みおばあちゃんのお家に行く前にレッスンがありました。偶然、前後になりました。だから、聞き合いをしたりしました。
二人とも、自分の中では弾けている!感満載。しかし、そんな二人に、まだ6歳の彼らに私は、
「弾けたかどうか判断は、先生です」
と、苦言を呈する形で。
二人、当然キョトンとしどちらかというと、怯えたかなぁ。先生に怒られる、と思ったのでしょうね。
「あのね、ピアノの曲には100点がないんだよ。100点取ったら次は、200点、200点取ったら300点って上がるんだよ〜〜」
二人とも小学校に上がり、テストを通し100点の喜びはあるようで、それがピアノでは喜べない?とまたキョトン。
「カッコよくするために、お山がどんどん高くなるんだよ。だってお出かけするところが、遠くなったりすればお荷物の量も違うでしょ?(二人とも帰省前だから妙に納得)お山もそう。高くなるだけ、荷物も違うしトレーニングも違うんだよ。
二人はお山、高くする?低いままで良い?」
ここまで来たら、二人は分かってくれました。先生から、出来たと思ってもいろいろ注文がつくのは山の高さを高くして、カッコよくしていることが。
その山の高さは、人それぞれです。
でも、小さくてもわかる言葉で伝えられて良かったです。それだけピアノを弾く、というのは目に見えないものを、形にするのでね。
ね、みんな。
丸山より高い山にしようね!
標語にして、カレンダーが山の写真だったので、目につくようにしてみました。