2017.06.20
今日も教室はエアコンがフル稼働の一日でした。
一人目の生徒さんは教室最年少のK君。
9月に4才になる、年少組の男の子です。
初めて教室に来たのが4月。
当初は恥ずかしかったのか、控えめな声でお話ししたり、歌はうたうよりも聞いていることが多かった記憶があります。
最近は音の名前を少しずつ覚えて、お母さんとドレミの歌をうたったり、リトミックで体を動かしています。
私がピアノを習い始めたのもこの位の年齢でした。
昔は今のように幼児用のテキストが充実してなかったので、ピアノが好き…と言ったとたんに「子供のバイエル」の本が譜面台に置かれて、わかりにくい高いドから練習が始まりました。
しかも初めての先生は母親でした。
当時、母はピアノを教えたり、あちこちでピアノの演奏をしていました。
そんなピアノがお得意なお母さんにレッスンをしてもらうと…。
ご想像にまかせますが、遠慮も我慢もないスゴいレッスンが展開します。
さて、自分のことは、このくらいにしておきます。
K君は最近楽譜を見ながらピアノが弾けるようになりました。
初めはピアノのドの位置を覚えるのも大変でした。
そしてピアノの鍵盤にドという場所があることを理解したあとは、楽譜にもドを表す記号があることを覚えました。
これは簡単に覚えましたが、ピアノのドと楽譜のドが一致せず、ピアノの椅子に座ると楽譜は見ないでドを連打しているK君でした。
どうやったらわかってくれるのだろう…と悩んだ挙句、四分音符のド一個から楽譜を見ながら演奏するように指導しました。
教材は自分で作りました。パソコンって本当に便利!
初めは机でドの音符を書かれている数だけ指で押して、出来るようになったらピアノに座ってドを楽譜通りに弾いてみる…。
ドを一つずつ増やしていくと、なんとなく楽譜の存在を理解できたようでした。
そして5分もしないうちに、ピアノドリームの右手のドだけの曲を最期まで通して弾けた時は、本当に嬉しかったです。
しかも楽譜に書かれた音を自分で読みながら…!
今日は楽譜を見ながら、左手でドの音を弾くことができました。
しかも初見で!
もう大丈夫。
楽譜を読んで弾く面白さが、わかってくれたようです。
私はパソコンで教材をよく作ります。
生徒さんの年齢や、苦手なところに合わせて、同じプリントがカスタマイズできるからです。
ワードやエクセルで簡単に出来て、安上がり!
パソコン大好きです!
★画像は音符の長さの学習の為の自作プリントです。
K君の為に作ったプリントやその他のプリントは教室のホームページ「教室日記6月19日」分にのせました。
こちらも是非ごらんください!
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primaton.info