2010.09.29
全国的に合唱コンクールを学校行事に取り入れている所が多いようですね。
クラス対抗で、生徒が指揮者や伴奏をやっているようです。
クラス全員で、気持ちが一つになるように助け合い、認め合い、練習に励むようです。
子供たちの心の教育にも、大変成果を上げているようですね。
中学生になると初めは、声を出すのが恥ずかしい、真面目に歌うなんてカッコ悪い、男子は声変わりをして声がひっくり返るからいやだ、いろいろな理由で歌わないようです。
中学生は、心も不安定でクラスをまとめるのは大変です。
でも、だんだん歌うようになってくるから、不思議です。
「先生が声を出せ、と言うから仕方なくなんだ。」と言いながらも、声を出すことによってモヤモヤした気持ちが吹っ切れるのでしょうか?意外と乗り乗りになってきます。
次第に、「男子声出してよ!」「はあ?女子だって出てないぞ!」とお互いの声を聞きあうようになってきます。
ここで、伴奏者の出番です。皆の声を聞いて、もっと<クレッシェンドと思えば、ピアノも<クレッシェンドです。
皆は、勝手に歌っているようで、実は、ピアノも良く聞いているのです。
ピアノP小さく弾けば、Pで歌いますし、フォルテf大きく弾けば、fで歌います。
左手のリズムをはっきり出した方がいい時、右手のメロディーを出した方がいい時、この音が決め手で皆が歌う時など、伴奏には重要な役割があります。
このちょっとしたコツができると皆の歌声はもっとすばらしくなります。
そして、指揮者も歌と伴奏をまとめるとても大事な役目です。
同じ速さで最後まで振り続け、ソプラノ、アルト、バスに的確に指示しなければいけません。
<クレッシェンドなどの指示もできるとグレードアップです。
指揮者と伴奏者の二人のコンビがどこまで気持ちを合わせていけるか、ここも勝負どころですね。
この時期になると、伴奏の練習で一緒に歌ったりして、「もっと気持ちをこめて、もっとPピアノにしないと歌が聞こえないよ」などと指導しています。
伴奏は、普段のソロの曲と比べると、簡単に見えるかもしれませんが、指揮者と歌と合わせるたりどう弾くかはまた、違った難しさがあります。
伴奏はやらせてもらうと、とてもいい勉強になります。是非、Tryしてみましょう!
この時期は、結構歌っている先生の方が楽しんでいるかもしれません(*^。^*)