2014.05.14
おかげさまで、先週末のコンクール無事終了しました。Dコース(上限小学2年生)4名、Cコース(上限小学4年生)2名、計6名参加。 D、Cコースで1名ずつ「努力賞」に入賞という結果となりましたが、みんな堂々としていて、今までで一番素敵な演奏で輝いて見えました。
あの色んな葛藤で、一時弾けなくなった○ちゃんは、それを自力で乗り越えて、昨年に続き入賞となりました!!
当日の朝、遅刻こそまぬがれましたが、
一回弾いてから出発するつもりが、何度弾いても最後まで弾けなくなり、半ば失望して家を出たと、お母さんのお話を後から聞きました。ただ自分を信じて、ある意味開き直っての演奏で、とにかく諦めずに最後まで弾けたさけで充分感動したそうで、全く驚きの受賞だったと!
いい経験、宝物となりましたね。
また、もう一人の入賞者○ちゃんは、初参加。しかも、3月末に新しい家族の誕生を控え、レッスンに通う手段も検討しなければならなかったため、申込みをためらっていたのですが、お父さんや、お祖母ちゃん等、周りの方々の協力で、何とかレッスンを休むことなく通えた状態だったので、これまたビックリの受賞でした!! スポーツで言えば、無欲の勝利っていうところでしょうか?
それに引き替え・・・保育園時代から、毎年参加している4年生になった○ちゃんは、今年も「スフォルツォ賞」(努力と成長の証)でした。間違えずにちゃんと弾けたのになあ・・・という表情が隠せずにいました。
今やコンクールもたくさん種類があって、プロを目指す登竜門と呼ばるものから、ステージ演奏を経験するための努力と成長の過程を評価するという目的のものまで、様々です。まずは参加することに意義がある!!だからと言って、誰でも参加できるものではない!!と普段から話ているのですが、正直指導者として複雑なところです。入賞できなかった○ちゃんは、何が足りなかったのか?・・・来年に向けて、じっくりと一緒に考えていこうと思います。