2014.03.05
先日、出張レッスンの依頼があり、まずは、お話だけでも伺おうかと思い、 面接に伺いました。その方の御年・・・96歳と聞いたものですから?!(@_@;)
85歳の時に…
ご主人が亡くなり、その跡始末に身も心も疲れきってしまって意気消沈していたところ、
娘さんが、「こんな時は、ピアノでもやったら気分転換になるのでは?」と、出張レッスンのてはずを整えてくれたそうです。
それまで、歌うことが好きで合唱活動に参加してはいたが、まさか、自分がピアノを弾くなんて考えてもいなかったそうですが、せっかく、娘さんがお膳立てしてくれたので、ピアノのお稽古を始めたとか。
ところが、一年くらいしたら、その先生が病気になってしまいレッスンは中断(・・?
娘さんに相談したところ、今度は、地域の著名な先生に掛け合って、レッスンに通う段取りをしてくれたそうです。
ところが!その先生(私も存じ上げてます)
公務も含めて、余りにも忙し過ぎるご様子で、なかなかゆっくりとレッスンをして頂けないため、何とかならないものかと考えたところ、
周り回って私のところに、出張のお話が来た?(^^;;
この詳細を聞く前は、正直、お断りしようかな?と思っていました。私にお相手出来るかな?…と。
でも・・・「私、96歳なの! どんなに頑張ってもあと残った時間は決まっているでしょう?
だから、その時間をただぼんやりとやり過ごすのはもったいないので、少しでも前向きに、少しでも楽しく過ごしたいの!!
失礼は、重々承知ですが、毎日が日曜日の私に、週に一度「ピアノのレッスンの日」っていう刺激と楽しみを与えて下さいませんか?
覚えは悪いので、いやな思いをさせるかもしれませんが、どうかよろしくお願いします!!」
・・・96歳の大先輩の熱意に負けました。
何てパワーなんでしょう!何てプラス思考なんでしょう!人生の大先輩に、私の知っている限りのことをお伝えしてみようと思います。
そして、長生きの秘訣のパワーにあやかりたいと思います。
何だが、背筋がピンと伸びる気がします(^o^)/