2011.04.13
今年も東北青少年音楽コンクールに、、3名の申し込みをしました。
今回は、参加する意気込みで練習の途中に、思わぬ大震災があり、それぞれ色々と考えた結果の申し込みとなりました。
私自身も、レッスンを続けることさえ考え込んでしまった時期もありましたし、実際借りている会場が3月一杯使えなかったこともあり、
申し込みの締切が迫るにつれて悩みました。
結局、今自分たちが出来ることを精一杯やって、元気を発信しよう!ピアノが弾ける、コンクールに出れることに感謝して頑張ろう!・・・という思いに至りました。
特に、お母さんが被災地方面の出身のご家庭では、複雑な思いがあったようです。申し込み間際になって、2年生になった○ちゃんも含めて、胸の内を話し合いました。 お母さんは、お友達やその家族が被災して、まだ見つからなかったり、頼るところがなくて、燃料が無い中、数日間、お友達家族を受け容れたりした現実から、我子のピアノのレッスンどころではなく、ましてやコンクールなんて考える余裕が無かったそうです。そんな中、○ちゃんは自分がステージに立つ姿をイメージトレーニングしつつも、2年生なりに被災地への思いもあり、「出れるのかな?それよりもピアノのレッスンを続けられつのかな?もし、コンクールに出ても失敗しないで弾けるのかな?」と悩んでいたようでした。 そんなお互いの思いを話し合って、津波に飲まれたお母さんのお友達の●さんや、お家が無くなってしまった●さんに、○ちゃんのピアノの音を届けて、元気になってもらうようにがんばろう!!そして、もしかたら、コンクールを目指して頑張っていたのに、出れなくなったお友達もいたかもしれない・・・そんな人たちの分も、たくさん練習して元気に頑張ってみよう!!・・・ということになりました。
今年のコンクールは、いつもにも増して、いろんな思いが詰まった演奏になりそうです。一緒に頑張りましょう!