2015.07.07
演奏する時 自分の音を聴いて演奏しますよね。
ではその余韻って聴いていますか?
ホールで演奏すると上手に聴こえますね。
それはホールに反響した余韻や残響音が響くからです。
普段の練習ではホールのようには響きませんが
自分の音をひと粒ずつ聴いてみましょう。
耳をすますと余韻が聴こえるはずです。
余韻を聴くようになると、
客観的に自分の音を聴くようになり
今出した音が綺麗だったか、など
自分の音色を聴くようになると思います。
ピアノの場合、綺麗な余韻のある響きを作ろうとすると
自然に指先へ神経が集中するようになり
手首、腕、肩から背中…
指先以外の体全体が
柔らかい空気を含んだように
しなやかになるでしょう。
次回、具体的なポイントについてお話ししたいと思います。
ピアノに限らず、声楽でも楽器でも
余韻(自分の音)を聴くことで
音色やタッチなど表現のアプローチが変わるはずです。
お試しあれ。