2013.05.11
ずいぶん前に、友人に誘われてヨガの体験レッスンに行った時の話です。
体にも良いし鏡に向き合って自分の中に集中しインストラクターの言っていることに耳を澄ませると見えてくるものがあり絶対にオススメだと、その友人は言うのです。
私は、体を動かすのが好きなほうでしたしヨガにも興味があったので軽い気持ちで行ってみました。
しかし、そこはホットヨガのスタジオ。
それはそれはハードな内容でスタジオ内でレッスン時間を過ごすだけでも大変でした。
それにもかかわらず、なぜか気に入ってしまった私。
すぐに通い始めました。
はじめの頃は、精神的な限界がすぐに来てしまい、休み休みレッスンについていきましたが慣れてくるとキツイながらも全てのポーズについていけるようになりました。
ヨガにもたくさんの種類があるそうですが、そこのヨガはインストラクターがずっと途絶えることなくポーズの説明をし続けます。
続けるうち、いつも同じことを繰り返し言っていたインストラクターの言っている意味が突然見えてきたのです。
はじめに、友人が言っていたのはこのことだったのか・・・と気づいたとき
その気づきは、ピアノを弾くうえでも大切なことだとわかったのです。
とても大きな気づきを与えてくれた、その友人。
体験レッスンの日に、「今日、一緒に来てくれてよかったよ~」と言うのでワケを聞くと、
なんと!その日の朝方、住んでいるマンションの他の部屋の住人が爆発事件を起こし友人の部屋の水道も電気も使えなくなっていたそうです。
それを、ヨガのスタジオでシャワーが使えるからという理由で私に感謝してくれる前向き過ぎる友人はいつも、自分の思う方向へ向かっていきいきしています。
何事にも気づきを持てるということの素晴らしさをその友人を眺めて思うのでした。