2013.04.20
小学校高学年から中学2年生くらいの生徒さんの、お母様からお子さんの生活態度への不満の声を聞くことがよくあります。
そんな折、私から生徒さんにいつもする話があります。
私もかなり前にどこかで聞いた話ですが。
『人は生まれてからはじめの10年は、自分のことを一生懸命考えて生きなさい。次の10年は、自分の周りの人の事。次の10年は、世の中の事。』
生まれてから3歳までの時期を模倣期といい、基本的な生活習慣と自制の心の育成が大切とされています。
3歳から10歳頃まで創造期と呼ばれ、自分というものを自覚し自分を主張するようになります。
10歳以後、錬成の時期といい喜びや悲しみなどの情操が身につき本当の意味で人間的な成長が見られるのです。
これらを合わせて考えると第1反抗期には、身近な人に対して主張をし、第2反抗期では自分が身を置く社会で主張し自分というものに納得していくのだと思います。
ですから、反抗は出すべき時期がきたなら
「あ~順調に成長しているな・・・」
と、主張に耳を傾け決着がつくのを待つようにしています。
禁止や命令は、反抗を大きくするばかりと思うので。