2013.04.15
私は、レッスンのはじめに
「今週は、どんな練習をしてきた?」
と質問をします。
自分の一週間を振り返る機会が必要だと思うので。
最近では、私が質問する前に自己申告してくる子もいます。
そんな一人
ピカピカの一年生Aちゃん。
「今日ね、弾いてきてない・・・・」
一週間、全く練習せずにレッスンに来ました!
すごい!!!
彼女の名誉のために言うと、この頃はおうちで練習する事が習慣にもなっていたようですし、レッスンもよく考え理解しようという姿勢が立派でした。
しかし練習をしてこなくてもレッスンに来た以上は、弾いてもらいます♪
練習してこなかったことには、あまり触れず宿題の曲を弾いてもらいました。
すると当然うまくいきません。
苦しそうな表情のAちゃん。
私 「いつも練習してきて、できないところもできるようになると、どんな気持ち?」
Aちゃん 「うれしい」
私 「今は、どんな気持ち?」
涙をボロボロと流して泣き出してしまいました。
思うように出来ない惨めさを経験できたAちゃんでした。
おうちでの練習をしっかりさせる事に四苦八苦されている、お母様たちのお話をよく耳にしますが、私は思い切ってお子さんに苦い経験をさせてみてくださいと提案させていただいてます。
可愛い我が子が辛い想いをするところを見るのは、とても苦しいことだと思いますが、子供たちにとってはそれこそが学びのチャンスだと考えています。
自分で感じとり考え結論を出せたときに意欲が得られると思うのです。
Aちゃん、レッスンが終わるころには元気がもどり
「うちに黒板あるから今度は黒板に書いておく」
と、早くも来週のレッスンへの意欲をみせてくれました。
ところで、黒板に何を書くの?
『ピアノのれんしゅうをわすれない!』
かな・・・?
毎日毎日、学校が楽しいらしくそれでピアノのこと忘れてしまうのだそうです。
練習が大変な時もあるかもしれないけど、ピアノを弾きたい気持ちを大切に☆