2013.04.09
このような職業を続けていると、ピアノを弾きたくてもどうしても弾けない環境ということに時々、遭遇することがあります。
私は、子供のころからずっと途切れることなくピアノを弾ける環境にありました。
多少弾きにくい環境もありましたが、弾ける環境を望んで現在の状況が作られているということは恵まれていると思っています。
今日、「今月いっぱいでレッスンをやめます」という突然のお話がありました。
そのご家庭には続けられない事情ができてしまったそうです。
その生徒さん、今年の発表会は前から弾きたいと言っていた曲を弾くことにしていたので、それはそれは熱心にピアノを弾いていたところでした。
その生徒さんは、ピアノが大好きで、私も毎回とっても楽しくレッスンさせていただいていたので、本当に残念です。
しかし、これまでのレッスンの様子を見ていて
たとえピアノのレッスンを継続できなくても、何かに熱中できる楽しさや一つ一つ積み重ねた結果、形にできる力を身につけられたと思っています。
それらを糧に、思うようにならない環境ではなく、これから道を切り開いていくためにエネルギーを使っていってもらいたいと願うばかりです。
ピアノを弾ける環境は、尊い。