2013.04.05
レッスンが始まるなり、斯く言う小6のYちゃん。
ツェルニーの新しい課題と格闘してきた模様。
どうしても指が回らなかったらしい。
弾きたい気持ちが先行してしまって、からだ全体がガチガチ。
「大丈夫。方法があるから。」
私にも、そのような経験があまた有りYちゃんの気持ちはよくわかります。
練習をどれだけしても乗り越えられぬ壁にぶつかり演奏法を学びました。
素晴らしい方法と教えてくださる先生の熱意とによって私の人生は、まるで違ったものに変わりました。
私にとって指が動くとは、当たり前のようでありそうではないことでした。
音楽する者にとってアウトプットの術がないということは、本当に苦しいことなのです。
数週間前に、ぜんぜん動かなかった指のこと
今日、会ったYちゃん何も言っていませんでした。
乗り越えたね!
とてもサバサバしたYちゃん。
「わかりません」
「興味ありません」
と、思ったことをハッキリ言える人です。
そして必要とすることは、真剣な眼差しでしっかり聞いて帰り、自分のものにしてゆきます。
頭が下がります。