2013.03.28
いつもハツラツとした様子でレッスンにやって来るAちゃん。
音楽することが、大好きなAちゃんとのある日のやりとり・・・・
Aちゃん 「先生~お願いだから5分早く終わって一緒にリコーダーしよう!」
私 「いいよ!来週、自分の演奏はこれで良いのかよく考えたピアノの練習ができていたらね♪」
翌週・・・・
しっかり考えた練習をしてきてくれました。
ピアノ教室ですが、リコーダーを吹いたり歌を歌ったり色々な形で音楽することもあります。
しかしAちゃんのリコーダーになぜ条件をつけたかというと、いつも違う音が鳴ろうとも何度も途中弾きなおしをしようとも多少の悪路も突き進む戦車のような演奏。それを「これでイイのだ!!」という、Aちゃんのレッスンスタイルに疑問を感じていたから。楽しく音楽してくれることは、もちろん嬉しいですが、そのような演奏からは表現が伝わってこないのです。
「もう少し良くできるところは無い?」と聞くと簡単に自分で答えを出せるほどの出来なのですから・・・・
しかし、人から当たり前に方法を与えられ続けるうち考えることの緊張感を損なうものかもしれませんね。
どうありたいのか問えば、これではいけないと思うようでした。
自分で考えた練習のなかには表現が芽生えていました。
人から強制された練習や方法ほど不自由なことはないです。
自分が学ぶ意欲を持ってこその自由があると思います。
リコーダーのアンサンブル楽しかったです。