2021.03.17
パートナーの転勤で関西に来られ、お子さんが1才になったばかりの頃にフェリーチェの仲間になってくださったAさん。
新緑の季節の第2子出産予定を一緒に楽しみにしていましたが、入会時から予想していた通り、再び転勤で地元に戻ることに決定。
それでも、出発の前日まで「もう一回、先生に会っておきたい」とレッスンに、お子さんとご主人様も連れて来てくれました。
ピアノを習ったことのないご主人とクリスマスコンサートで連弾してくださったり、大人ピアノのホール練習会でも他の生徒さんたちと交流を一緒に楽しんだり。途中でコロナ感染予防対策でもオンラインレッスンを続けてくださり、この1年9ヶ月の時間は私にとっても何ともかけがえのない時間でした。
「短い期間でしたがとても濃い日々を過ごすことができました! レッスンに通うごとに自分が上達していることが嬉しく、毎月のレッスン日が本当に楽しみでした♪ いつかお別れの日が来ることはわかっていたのに、まだまだ先生の素で学びたかったな、息子もぜひ先生の素でピアノに触れることができたら・・・と、この地を離れることが残念です」
そんなメッセージが、何よりの宝物です。
一旦離れた音楽の世界に戻ってきて以来、私は本当に人に、生徒さんに恵まれ、感謝してもしきれません。
これからのAさんは、出産育児そして保育士復帰していく人。保育士として、きっと多くのお子さんや保護者さんに頼られる存在になることは想像できます。
昨春も「転勤までの3年間を」とフェリーチェにおられた方が関東に旅立った時も、皆で淋しく思っていたので今回もやっぱり淋しいのですが、今はLINEやzoomなどでお話できる時代。それも有難いものです。
Aさんのご主人様からも「慣れない土地に来て、レッスンのたびにいつもAは生き生きと楽しそうでした。ありがとうございました」と直接お話しできたことも感謝です。
私が出産、子育てのころ、大人ピアノのレッスンのみをしていたのですが、それがあったからこそ、「自分」に戻ることができました。
だからこそ、僅かな枠ありますが大人ピアノの生徒さんとの時間も大事にしていきたいと、改めて感じています。
Aさん、子育ての時間にフェリーチェ仲間になってくれてありがとう!
日差しも明るく、暖かくなってきました。
新しい季節の到来。大人もこどももまた次の一歩を進める春となりますように。