2021.02.05
「センセ〜、今日はすみません〜〜これ❤︎」と
教室に入ってくるや否や、お母さんがケーキを掲げているではありませんか!
その日は私が入会3年を迎えたそのお子さんである生徒を祝う会。
私がケーキを用意するので、と伝えたはず!
「私、ケーキ【持参してね!】と伝えたんだろうか。。。( ̄▽ ̄;)」と
ほんとに胸が高鳴りました。
そのケーキ、なんと「私のために」でした。
私からケーキをご馳走する日でもあるのですが、私自身は飲み物をいただくだけで、お話することに徹しています。
それを、他の生徒のお母さんから耳にしたので、「先生と一緒にたべたい」とこどもさん(生徒)が言っているのもあって、ご用意くださいました。
あぁ、なんてありがたい。。。
コロナ感染予防のこともあるので、私自身はマスクをしたままで…という気持ちもあったのですが、お母さんは「もぅ。。。せんせ、たべましょ!ね!」と。
小さな一つのケーキを大切に携えてくださったので、もう遠慮なくいただきました。
ケーキを買ってもらったという感謝はもちろんですが、「一緒にたべよう」という気持ち、応援したいと思ってくださる気持ち、実のお父様が亡くなられたばかりなお母さんだけに本当に胸に響きました。
感謝です。
教室では、入会して3年、5年、7年、10年という節目で継続のお祝いをレッスン時間内で行います。
そして何よりも、こども達にはピアノを続けてこれたことをお父さんお母さんに「ありがとう」を伝える日と捉えてもらっています。
普段レッスンに来られなくなったお母さんであれば、この日に久しぶりにお顔を見て、私からも感謝を伝えたり、こどもさんの日頃の曲でのピアノ演奏を聴いていただきます。
ピアノを通して自分の心を癒し、活力となって人生を力強く生きられるように、これからも丁寧に皆さんと関わり、根気よく指導・運営をしていこうと誓う時間でした。
フェリーチェでご縁いただく保護者の皆さんには本当に素敵な方ばかりで、私は恵まれています。皆様に感謝。