2016.07.09
楽譜を見てみましょう。
さて、
先生が付けた印は、どこにあるかな?
楽譜を見慣れてしまって、
そこに書き込んだ印も見慣れてしまう場合が
多いですよね。
ムリもないなぁと思う反面、
ここさえ直せたらOKを出せるのにもったいない!ということも多く・・・
さて、
このページをご覧になっているのは、親御さんが多いでしょう。
そしたら、お子さんのレッスン本をのぞいてみてください。
宿題に出されている楽譜、そこには必ず何かの注意がなされていて、
それはたいてい〇が付いているはず。
先生が〇で囲んだところは、
間違えやすいところだから注意してねという意味だったり、
まちがっちゃったから直してねというサインです。
○をよく見ると、その○の中には何が書かれていますか?
数字に〇がついてたら、それは指の番号を直すという意味。
音符に〇がついてたら、それは音の読み違いを直すという意味。
pやfに〇がついてたら、それは小さく弾く、大きく弾くという意味。
スラーやスタッカートに〇がついてたら、それはその弾き方を守るという意味。
印は、
何を注意されたか、思い出して直すための印です。
何度か同じ注意を受けても直らない場合、色を付けることも多いですね。
そうやって、治したいところを目立たせて注意喚起を促しています。
もちろん、子どもさんたちはそれをよーく知っていますよ。
印のところを直そうねと、毎回声をかけています。
でも、いつものこと、になっちゃってつい・・・なんですよね。
では、
そこでお母さんたちが本を開いて、
「ここは何で〇がついてるの?」と尋ねてみてください。
「間違ったところだから」と答えが返ってきたら、
「何を間違ったの?」と訊きます。
その時、答えに迷っているようなら上記を思い出して、
一緒によーく〇を見てみましょう。
数字(指の番号)に〇があるのか、おんぷ(ドレミ…)に〇があるのか、
注意を促したり、ヒントを与えたりしながら答えを導かせ、
「だったら、指の番号を直せばいいんだね。やってみたら?」
実はこれ、レッスンでの指導のやり方です。
レッスンは1週間に一度。
これをご家庭でもやってみることで、本人の練習の意識は変わっていきますよ!
そして、この親御さんの働き掛けはしょっちゅうじゃなくても大丈夫。
時々促す程度でも、本人の自覚ができてくるので効果があります!
ぜひお試しくださいね♬
上記の話と同じように、指の形や使い方、練習の手順も教えています。
その通りの手順で練習すればいいように教えてあります。
ですので、
指導の通りに実行するかどうか、あとはそれだけ!
単純に、シンプルに、習ったやり方をやってくれたら、
ちゃんと上手になるし、コンクール入賞もできるからがんばって!
そういえば・・・「何回練習したらいいの?」と訊かれることがあります。
その答えは・・・むずかしいですよね。場合によるし。
この曲、一日何回なら弾けそう?
「えーとね、3回!」
じゃあ、毎日3回弾いてみてくれる?
「わかった!」
この子の場合は、これでかなーり順調に進んでいます。
でもお母さんが、
「3回弾けばやらなくていいと思ってるみたいで、それ以上やらないんです・・・」
うーん・・・そうか。気持ちもわかる。。。
でも、成長とともに指導を変えていくから大丈夫!
きっと上手になりたくて、3回以上練習できるようになりますよ♪