2016.07.06
もうじき七夕ですね。
先日、スーパーの店内に七夕飾りがあって、
いろんな願い事が書かれていました。
その中に、
『ピアノの先生になれますように』という短冊が。
きれいな字で書かれていたその願いを見て、
ちゃんと望んで練習すれば必ずなれるよと
見知らぬ女の子にエールを送りました。
きっとだいじょうぶ!がんばってね!
さて、
春に引き継いだ生徒さんたちが何人かいます。
ひーちゃん(小3)はピアノ歴2年で、うちの教室にやってきました。
私が指導するようになってまだ3か月目ですが、
これがなかなか立派。
楽譜の確認と、指についての基礎的なところから教えているのですが、
教えたことをすんなり身につけています。
訂正がすごく少なくて、進みもとても早くてびっくり。
3か月で1冊の本が終わるのでは・・・?
ゆーちゃん(小4)はレッスン歴4年で引き継ぎましたが、
こちらも大変意欲的でどんどん進んでいます。
もちろん、基本から復習かねて教えていますよ。
でも、
新しく習うこともいっぱいなのに弾き方がどんどん変わってきています。
すごいですねー!
小3のゆーちゃんも引き継いで5か月ですが、
すっかりいい弾き方が身について、理想的な形で進んでいます。
進度も早くて、1冊めを2か月ほどで終わり、2冊目の本もどんどんこなしています。
ソナチネはもう目の前ですよ!
引き継いだ生徒さんたちは、新しい先生になって、新しいことを教わって、
慣れるまで大変なこともあるかもしれません。
今まで何気なく弾いていた弾き方を直すのはちょっと大変かなと思っていましたが、
それが意外にもみんなすんなり受け入れて、
いい弾き方、いい音の出し方をするようになっています。
新しい生徒さんだという気がしない・・・以前からずっと教えていたみたい・・・!
みんなが笑顔でピアノに向かって、どんどん上手な弾き方になっていくから、
教えがいがあって先生はすごく嬉しい!
でも困った。。。
毎週ずんずん進むから、発表会はどの曲にしたらいいか、迷ってしまう。。。
嬉しい悩みですね♬
こうして引き継ぎの生徒さんたちが躍進するたびに思いますが、
なぜ引き継いだケースの方が早く上達していくのか?
新しいことを習ったら、それがとても新鮮だったり、発見だったり、
何か手ごたえを感じておもしろくなるのでは・・・・?
今までなんとなく弾いていたものを変えることで、
音色が変わったり、上手になる予感がしたりするせいではと。
そういえばずっと昔ですが、音大受験の高校生が土壇場でやってきたことがありました。
受験本番まであと1~2か月。
「今まで習ってきてはいるのですが、これでいいかと思ったら心配になって・・・」
意外とこういう相談はありますね。本番が近付いて不安が出てくるのでしょうが。
さて、その高校生は受験に対応できる弾き方ではなかったため、、
急きょ手取り足取り、教えることに。
指の形、使い方、音の出し方、表現、それこそイチから教えました。
その特訓をギリギリまで重ねて無事合格!本当に安心しましたよ。
後日、お母様がおっしゃいました。
「初めてあき先生に習った日、家に帰ってからのこの子は別人のようでした。
弾き方が全然違う!と家族みんながすごくびっくりしましたから」
今までとは違う弾き方や音の出し方を教えても、受け取るほうが受け取らなきゃ、
それは成果にはなりません。
でもね。
新しい弾き方を途中で教わるより、最初から教わったほうがお得ですよ。
なんといっても、最初からきっちり習えば訂正修正がいらないんですから。
こうやるんだよとレッスンした時、
「ふーん・・・」と思うか、「へぇー!そうなんだ!やってみよう!」と思うか、
それはあなた次第。
最初から習っているみなさん!負けないようにがんばってね♪