2021.02.02
年長さんのえーちゃん、
年少さんからレッスン始めたので3年になりますね。
おっとりとニコニコしていつも機嫌がよさそう。
レッスンはその子のペースに合わせつつリードしていくのが基本なので、
えーちゃんにムリをかけないようにしながら足元を固めて…と。
気づいたらえーちゃん、進み具合がなかなか早くなってる。
最初は読符が苦手でしたがそりゃ無理もない、3才だもの。
私としては読符力はおろそかにできないと思うけれど、
そこはおいおい…と思いつつ気がついたのは、
えーちゃん、指の動きが早くなってきている?
そうか指はこれだけ動くのね、それなら・・・・とちょっと指導法を変えてみて、
でも読符はあきらめずにと思って進めていたら、
あら?
いつの間にか音符がスイスイ読めるようになっている?
えーこれってすごい!
えーちゃん、何かがんばったの?
「ううん、なんとなくできるようになったの」と恥ずかしそうな嬉しそうなお顔。
弾き方も読符も指もとってもいい状態で育っていました。
実力の貯金という感じ?
えーちゃん、宿題はここまでにする?もっとやる?
「うーんと・・・ここまでにするー」とニコニコ。
よしよし、ここまでで全然OKですよ。
急がなくても、歩みを止めずにちゃんと進んでいれば全く問題なし。
それどころか十分優等生です。
苦手としているものが、いつの間にか獲得していることって時々あります。
教えていて嬉しい驚きですが、努力のコップと言いますか、
“見えないコップに水を注いでいく。いっぱいになるまでそれは表出しない。
でも水がコップからあふれたら、そこで初めて実力が見える”
___私はいつもこの話を思いだすのです。
教える、育てるって本当に楽しく嬉しいものですよ♬