2021.01.04
私が習った先生は
受験期に数か月だけのレッスンを除けば
15歳まで習った先生と、
15歳から習った先生のお二人。
私自身が教えるようになってからのことを振り返りますと、
このお二人からの影響は無意識レベルに入っていると思います。
ついでに言えばこの二人の先生、
ものすごく正反対のタイプで、いろんな意味で大変でした。
さて、私が先生になったばかりの頃は、
自分が習ったことを下敷きに指導していくスタイルでしたが、
現場で教えるうちに、
いろんなことに気づき、工夫し、検討し、トライし、
どうやったら基礎力をしっかりつけられるか?
どうやったら苦労が少なく上達させられるか?
どうやったらムダなく進められるか?
どうやったら入賞させたり音大合格させたりできるか?
そんなことを考えながらレッスンを重ねてきました。
なんといっても、生徒さんたちの希望をかなえてあげることは大事ですよね。
コンクールに出るなら入賞したいし、
音大受験するなら絶対合格させなきゃならないし。
色んなアイディアを私は自分の娘で試してみて、
机上だけでは制限していたものが、子どもの可能性の大きさに驚かされながら
日々レッスンの改良を重ねて今日に至る、という感じです。
そして前回も申しあげましたが、
ストレスや苦労をより少ない状態で実力をつけて、楽しく弾けるようにさせ、
基礎を使いこなせるように育てていくことが指針となっています。
習い始めの数冊頃はまじめな練習を重ねたほうが本人が楽になりますし、
ある程度基礎力がついてきたら、それを使いこなすことで楽しく弾けるようになり、
それぞれのペースに合わせて、望む曲を入手して行けるようにと思っています。
コンクールに出なくてもスタートからの目標は全員同じ、基礎力をつける、です。
基礎がなくては先がうまれません。
基礎がなければ、練習=努力がマイナス方向に行くこともあります。
だから“身に着ける”ものは伸びていける下地になるものでないと。
毎年の発表会をお聴き下さっている方々が、
去年よりみんな上手になっている、うちの子が小さい時よりレベルが高くなっていると
おっしゃって下さって大変うれしく思います。
今でも、
指導内容の進め方、教材の適切な使い方など少しずつ検討しているので、
10年前より、5年前より、3年前より、
今が一番いいレッスンができていると思います。
教材も進度も生徒さんとの相性があるのでケースバイケースですが、
気づいたらここまで弾けるようになっていた!となるようにしてあげたい。
指導の工夫もなかなか楽しいものなので、
今年も皆様と一緒に歩んでいきましょうね♬
今日からレッスン再開です。まだ冬休み中ですがレッスンは始まりますよ。
コロナが広がっていて大変な状況ですが、みんな楽しい冬休みでしたか?
私のところも単身赴任の夫と娘は帰省なしにして、本当にゆったりした休日。
つまらないといえばそうですが、モノは考えよう。
時間と人に縛られず、十分休養できた冬休みになりました。
飽きないの?と訊かれても飽きなかったとしか…
もともと出不精だし、本や録画を見てうとうとしたら一日が終わるんですよね。
お正月らしさはないけれど、ゆったり感を味わったのかな。
という中、早々にカワイコンクールが。
これ、会場予約の都合で仕方ないのでしょうが出場者にはいやな日程ですよね。
ばばっと本番仕込みしてがんばろうね♪