2020.09.30
ここ数年、
発表会をするたびに思いますが
生徒さんたちの実力がしっかりついて
みんな本当にうまくなったなぁと感心しています。
本番への意識もステージマナーも、本当によく身についていて
どこへ出しても恥ずかしくない演奏や振る舞いができるのでは?とさえ・・・親バカ?
きちんとした場では失礼のないようにふるまうことも、
ステージで弾くなら精一杯いい演奏をすることも、
先生に言われなくてもきちんとできるようになっています。
また、
発表会の後のレッスンで感想を尋ねても、ちゃんと感じたことを伝えてくれますね。
発表会というのは、
まずは自分が納得できるベストな演奏をめざすこと。
同時に、
ふだん聴けないレッスン生たちの演奏を聴いて、何かを感じ学びを得ること。
それが本当に大切な勉強になります。
発表会の後は、みんなやる気がふくらんでいい練習をしてきます。
そして、
今度はこういう曲を弾きたい、私もあの先輩のようになりたいと、
憧れや敬意を持つようになり、そこからやる気が育っていきます。
保護者の方々の気持ちも動きます。
「お父さんに、毎日5分でもいいから練習しようって言われたの」
「あの曲を弾けるようになってくれたらうれしいって、お母さんが」
「うちの子もいつかあんなふうに弾けるようになってほしいです」
日々少しずつ積み重ねていくことで、あなたの憧れの一曲が弾けるようになりますよ。
そして、
たくさんの人の前でステージに立っても、一人でしっかりやれる人になりますよ。
まずは習ったことを復習する。
それを続けていくことで、気づいたらあなたが“あこがれの存在”になっていますよ♬
練習って一人でやるから飽きたりイヤになったりしますよね。
叱らないと約束できるなら、お母さんが付き合ってあげるのもいいですが、
その場合、本に印刷されていないことは言わないこと。
要するに、音やリズムの間違いは指摘しても大丈夫だけれど、それ以外のことは控えて頂ければと思います。
手首や表現など、眼に見えないことって結構重要で、それに関しては先生の指導に絞り込んだほうがいいのです。
今はありませんが、以前、教えても教えても直らない子がいて、
それは良かれと思ったお母さんが、こう弾きなさいと教えていたんですね。
でも、おそらく私が教えている弾き方や音の出し方と、お母さんが習ってきたそれとは中身がかなりちがうはず。ということで、その点ご注意くださいね。
もちろん、ピアノ経験のないお母さんならお子さんに任せたきりでも大丈夫。
うまく励まし、褒めて練習に向かわせてくれれば十分。
でなければ、
先生にどんなふうに習ったのか教えてくれる?じゃあ、そんな風にやってみたら?というお声かけならさらにありがたいです。
お子さんをいい方向に伸ばしたいと思うのは、先生もお母さんも同じ。
関わるみんなで、子どもの力を伸ばしていきましょうね♪