2020.09.21
コロナの影響で
例年通りとはいかない発表会でしたが
みなさま方のご協力をいただきまして
無事終演を迎えられましたこと、
心より感謝申し上げます。
それにしても、私が言うのもなんですが、
生徒さんたちのうまいこと!
毎年みなさまからお褒め頂いていますが
回を重ねるにつれて、私もそれをつくづく実感しています。
みんな、堂々としたピアニストで…___あら、褒めすぎ?
いえ、やはり立派なピアニスト然としていて本当に感心しましたよ。
次の“一歩先のレベル”を教えるのが私のレッスンですが、
間際になって調子を上げてくる生徒も多く、
そこまでできたなら、ここもこんな風に弾ける?というアドバイスも増え、
レッスンするたびにレベルアップ。
本番前のレッスンというのは、通常にはない空気感がありますね。
なんというのか、
生徒たちの“純度や真剣さ”が磨かれていく、とでも言いましょうか。
ふつうに暮らしていて、
こんなふうに誠意と真剣みが増していく、それが自らの中から生まれてくるというのは
なかなか稀有な経験です。
これを年に一度経験するだけで、実力も意識も上がっていくのですね。
よくお母様方から、
年々レベルが高くなってませんか?
うちの子が小さい時より、今の子たちの方がうまいですよねなどと、
おっしゃっていただいていましたが、
さすがに私も、
お母様方のご感想の通りかも、と思うようになりましたよ。
特に変わった指導はないんですが、
生徒さんたちの意識が育っているのかもしれませんね。
これだけいい本番を迎えられて、先生は本当に嬉しいですよ。
今年は面倒な制約の中でしたが、
みなさまがたクレームひとつなくご協力いただきまして、誠にありがとうございました。
ひといきついたら、またぼちぼちレッスンしていきましょうね♬
今回は受付でご記入いただくこともあり、娘と妹が手伝ってくれました。
本番が終わったあと、2時間ほども今日の振り返り。
___みんな去年よりうまくなってるねぇ。
音色がしっかりして表現もよくできてるよね。
大きくなるにつれてみんな上手でびっくりするね。
ホント。あれだけ弾けてたいしたものだよ。。。
娘は、プログラムのほとんどの曲を弾いた経験があるので演奏の吟味をし、
妹は高校の英語教師で、ピアノは子どものころに3年ほど。
「定年になったらまたピアノ習うつもり。あーあ、簡単にやめなきゃよかったよ」
ピアノの練習がイヤになることって、結構ありますよね。
でもうちの生徒さんたちは、中断するケースがすごく少ないです。
「もう少し続けていたら、私だって今日のあの子たちみたいになってはず」と妹。
え?それはどうかな?
ピアノは、ただ練習していても上手にはなりませんよ。
練習すれば楽譜通りに弾けるようにはなるでしょうけど、うまいのとは別。
楽譜に印刷されてないことを習わないとね。
でも、絶対といっていいほど私を褒めない妹が、今日は珍しく感心してすなおに褒めてるから許すよ。
※客席の後方に、三脚の忘れ物がありました。持ち主の方はご連絡くださいね!