2020.09.06
うちの生徒さんたちは
発表会前の2週間で、
ぐっと伸びる傾向がありますね。
これは毎年思いますが、
本番に向けて本気モードが出るような?
なんというか、
自分に対してもっといい演奏をさせようという気になってくるという感じでしょうか。
自分で感じ、自分で気づき、自分を集中させる。
これはすごく大事なこと。
そしてそれは
先生にも親御さんにもできないこと。自分が自分を育てることです。
テクニックも表現も音色も、全部教えてありますよ。
それぞれにどんな練習が必要かも、全部教えてありますよ。
あとはそれが、身体に浸透するまでやるだけ。
どこか心配なところ、ある?
「えーと、この辺の暗譜がちょっと・・・」
「ここからいつも早くなっちゃって・・・」
「まちがったらどうしようって不安・・・」
「もっと表現するようにしたいけど緊張しちゃって・・・」
わかるわかる。
言いだせばあちこち心配だよね。
でもね。
教わった練習をしっかりやること。どの生徒さんもそれ一択ですよ。
それをやらずに失敗したら、それはある意味当然の結果。
せっかくみんなうまくなっているのだから、いい演奏をさせてあげたい。
先生のこの気持ちをムダにしないで、習ったことをしっかりやってね。
緊張は無理もないけれど、
身体に浸透するまで練習できていれば、どんなに緊張してもなんとかなる!
これ、本当ですよ。
コロナ対策でいつもと違った形態での本番ですが、
ステージで演奏するのはいつもと同じ。
後悔しないようにいい練習をしてね♬
楽典を教えているしーくんから、楽典検定に合格した!と報告が来ました。おめでとう!
今の大学受験は色んな方式があって複雑ですが、
しーくんの受ける音大では楽典検定試験というのがあり、
それに合格すると入試科目の楽典が免除になるとのこと。
過去問をやった時に86点取っていたので受かるはずとは思ってましたが
「もしかしたら満点とれたかもしれません」__さすがですねぇ。
しーくんは全くの白紙状態で楽典を習いに来ましたが、
私が教えることをしっかり吸収しながら予定通りのカリキュラムを消化し、
7か月でここまで成長した優秀な子です。
理解力に優れ、私が教えたとおりの考え方と手順を守ってくれたおかげで
これはかなり得点できそうだと手ごたえを感じるほどになっていました。
楽典を自習すると、とても敷居が高い感がありますよね。
わかったようでわからない。わかったようなのに回答できない。
出来たと思ったのに正答できない、なんてことはあたりまえ。
これを先生に噛み砕いてもらい、考え方の道筋を教わりながらやっていくと、
自習する数倍の速さと確実さで習得できていくのですね。
さてしーくん、あとは作曲だけだけど、これもなかなかいい出来栄え。
作曲の様式構成や和音のつけ方など教えることをよく理解しており彼は前途有望!
数年後、私たちはどこかで彼の作品を耳にしているかもしれませんね♪