2020.06.04
脳と指、
硬いタイトルだわぁ・・・
なんだかすみませんね。
みなさんとっくにご存知でしょうが
脳育にはピアノ、というのはよく知られていますね。
脳を使って指に指令を出す、
脳から指示を出して音色を作るなど
脳とピアノは切り離しては考えられないほど。
指で弾いているように見えるでしょうが、
その裏側、根底には脳の存在が必須です。
もっと簡単に言うと、
指の使い方、弾き方、音色の作り方は、
脳でいったん理解して、その前提でピアノを弾くということです。
もちろん、
色んなことを習得して慣れてくると、その一連のことがなめらかにできるようになり、
意識的じゃなくても弾けるようにはなりますよ。
でも、
その曲を勉強中のとき、いろんなことを体得していく過程では
脳で理解し、それを指に命令していく必要があるのです。
まだ小さなお子さんの場合は、
そういったことを無意識にやっている状態ですが、
無意識=何も考えない、ではありません。
レッスンを始めたばかりのまーちゃん(年少)は
指や弾き方、音の出し方がいい感じです。
指や音の出し方って、かなり無意識レベルでやることになるのですが
よくない指や弾き方が習慣になっちゃうと、修正にはなかなか時間がかかる。
なので、
私はどの生徒さんにも、最初からいい指や弾き方を習慣化させていきます。
まーちゃんはそれをよく守ろうとしており、
もしかしたらお母様のお声かけがあるのかもしれませんね。
進度がよくても内容がよくなければ上達にはつながらない。
まーちゃん、
その弾き方で、習ったことを復習しながらムリなく練習してね。
必ず上手になれますよ♬
学校が通常授業になり、みんなちょっと大変そう。
さて、忙しい日々になるとピアノの練習も大変ですよね。
ピアノの練習、コンクールなどがあるなら毎日やるのは当然ですが、
そうでないなら、週に4~5日確保できればまあまあかなと。
習い事や部活が忙しいなら週に3日とか?
私のレッスン方針は、小学生までに基礎的な実力をつけてあげるというもの。
中学生以上になったら、それまでの実力を使いこなしていくだけで大丈夫。
もちろん、選んだ曲が難しい時はちょっとがんばらなきゃならないけど、
本番が近いとかじゃないなら、ピアノの練習がストレスにならないようにしたいですよね。
発表会を聞いたお母様方からよくされる質問に、「あんな曲が弾けるのはピアニストめざしている人ですか?」
いえいえ、そうじゃありませんよ。ちゃんと基礎力をつければ弾けるんですよ。
なので、
習い始めの2~3年は練習習慣をつけたほうがいいけれど、
その後はさぼりすぎなければいいし、
たとえばソナチネレベル以上なら、
先を急ぐより自分のペースで、自分の好きな曲を弾いてくれれば全然OK 。
みんな、先輩たちに続いて育ってね♪