2020.03.17
6月28日サントリーホールで
ピアニスト清水和音氏が
ベートーヴェンのピアノコンチェルト
全5曲を演奏するとのこと。
これ、すごいですねー!
ピアノコンチェルトと言うのは、
ピアノとオーケストラが一緒に演奏するものです。
楽曲の内容も曲の長さもかなり重いのに
それを全5曲を一日で演奏するとは!
ぜんぶで約4時間ほどの予定のようですが、
ピアニストはもちろん、
指揮者の下野竜也氏も読売交響楽団も、
そして観客のみなさんも、どれほどハードなことか・・・!
そのうえS席8800円とは、ものすごく安い!
いいんでしょうか、こんなんで?というくらいの内容です。
和音氏、確か今年還暦だったでしょうか。
その記念もあるのかもしれませんが、
20歳でロン=ティボーコンクールで優勝して以来、
ずっと第一線でステージを続けているのは、これはもうすごく大変なことです。
ご本人のがんばりという意味だけではなく、
それだけステージピアニストとして第一線を守っていられるということが
どれほど稀有なことか。。。
心からご成功をお祈り申し上げておりますね♬
清水和音さんと私は同じ先生にレッスンして頂いて、
高校生の時に東京での門下生発表会に出させていただいたとき、
初めて和音さんをお見かけいたしました。
和音さんはその時、日本音楽コンクール本選会前で、
そのコンクールで演奏する曲を披露なさいましたが、
数歳しか違わないというのにこのちがいは何だろうと、
別世界の天才ぶりを見せられた気がしました。
恩師は「かずねちゃん、もっとちゃんと練習しなくちゃだめよ!」
和音さんは本選会で3位入賞、そのあとスイスのジュネーブ音楽院に留学なさいました。
スイスでの先生も早くに亡くなられ、
和音氏の先生は敬子先生しかご存命ではなくなり、
もちろん彼を「かずねちゃん」とお呼びになるのも敬子先生だけでしょう。
同じ先生にレッスンして頂いたとはいえ、私とは天と地ほどの違いですが
リストをレッスンして頂いているときに敬子先生が
「弾き方、かずねちゃんに似てるね。やっぱり私の生徒だからかしら」
と、なんとも光栄なお言葉を頂きました。
本当に大先輩のご活躍を郡山の空からいつもお見上げ致しております♪