2018.03.22
お若いおとなの生徒さんが、
「自分には才能がないからうまくなくて・・・」
そう思うのも無理からぬことですが、
才能の定義はともかく、少なくともピアノは
うまくなりたいと思って努力した人がうまくなりますよとお答えしています。
私も、世界的ピアニストになるには努力だけでは難しい気がしますが、
たとえばお子さんがコンクールで上位になったり、いい演奏ができるのは、
そこにはちゃんとした理由があります。
私は、初心者にも経験者にも、
うちに来た生徒さんには、それぞれに必要なことを教えていきます。
どの生徒さんも、すぐにはできるようになりませんが、
レッスンのたびに少しずつ、改善したり、マスターしたり、前進していきます。
最初から修正なしにまっすぐ上達の一途をたどることはなく、
少しずつの修正や調整をしながら、上達の道を外れないように指導していきます。
ことに、
初めてのコンクールや発表会のレッスンでは、教えることが多くて本当に大変!
一度教えただけですんなりできるということはなく、
根気よく働きかけ、やって見せてやらせてみて、
それが体得できるまで一緒に歩いていきます。
そうするうちに、いつしか生徒は私のレッスン内容を習得していき、
コンクール入賞や完成度のある演奏を獲得していきます。
でも、初めて習うときは全然できないわけで
コンクールなのに大丈夫か?と思うのはいつものこと。
だけど、
何もできなかった子が、レッスンを習得していき、
それがさらに何年かかけて成長すると、
みなさんから「才能があるのね」と言われるようになるのです。
ね?
才能というのは、習ったことをいい形で練習し、体得していくことで培われていくんですよ。
だから、
レッスン内容に沿って練習した人がうまくなるんですよ。
みなさんを上手にするために、私も教え方や内容を工夫しています。
なるべく短期間で、ムダなく上達させるには何が必要かな?
そういったことを考えながら、あなたに必要なことを教えていきます。
上手になりたかったら、とにかく習ったことをやってみて!
そしていい演奏を自分のものにしてくださいね♬
母ががんと言われて、でも詳しい病状や短い余命は本人に知らせず。
気持ちって大事!知らなくていいことってありますよね!
明るさも大事だから、10時ごろになると私は「おやつの時間だから」と
お菓子を食べる宣言をし、それを聞くと母はいつも笑ったものでした。
その笑顔が見たくて、食べたくなくても“おやつの時間”を言い、
母から勧められることもありました。
折に触れてお菓子や果物をいただくことがありますが、
母にそれを見せると、「あら、おいしそう」とにっこりするのも嬉しくて。
明るい印象のまま逝ったことで私は暗くならずにすんでいるから、
私も楽しく笑って過ごすことが、いつか別れる娘への孝行だと思うようになりました。
いつも笑って明るく、食べたいものを食べ、おしゃれもして、人生は楽しくね!
とてもいい遺言です♪