2018.01.17
レッスンでよく注意することのひとつに、
“ゆっくりでいいからミスしないように”があります。
というのも、
特にはじめて弾く曲を、早く弾いてつっかえてばかりというのは避けてほしくて。
ゆっくりでいいから正確に。
たとえば1段だけでもいいから正確にきちんと練習してほしいです。
つまり、
1曲全部弾いてきたけど、
間違いが多くつっかえてばかり、というのはとてもマイナス。
それなら、
数段だけでいいから上手に弾ける、のほうがはるかにいいのです。
レッスンでは、直したり修正したりすることが多いです。
おんぷの間違いは比較的直しやすいけど、リズムやテンポの間違いは
なかなか直りにくい。
本人は、練習したのにダメ出しばかりされたとがっかりするでしょうし、
修正するのもすごく大変。
誰でもそうですが、
まず楽譜通りに弾けることが目標ですよね。
おんぷもリズムも、休符も指使いも、楽譜に書かれた通りに弾くことが最初の目標です。
もちろんそれがゴールじゃなくて、
そこから先は表現や音色を中心にレッスンしていくのですが、
まずはとにかく正確にきちんと!
そのためにどんな練習をしたらいいか?
それぞれに合わせた練習のやり方、注意事項をまとめて渡してありますよ。
それをいつも見ながら、大事なポイントを忘れないようにね♬
さて、コンクール課題曲のレッスンが目白押し。
コンクールは上達にはとてもいいツールですが、そればかり追っかけてはダメ。
ピアノは急にうまくならないので、ふだんの練習の積み重ねがモノをいう。
そういった基盤がしっかりしてないといい結果にはならないし。
コンクールにばかり気を取られないで、先生に言われたことをしっかり押さえてね。
結果は自然とついてくる。
まずはいい演奏、誠実な練習、それを心がけましょう。
と言いつつ先生は、コンクールとなると本当に大変。
課題曲を本番までに仕上げるというのは、これがなかなか大変なのです。
生徒さんたちがステージで恥をかかないようにという親心、知らないでしょう(笑)