2017.11.22
コンクールは
実力養成においてとてもいいチャンス。
年1回の発表会だけでなく、
もっと本番の機会を増やすことで密度の高い練習ができます。
もちろん入賞目指す場合がほとんどでしょうから、
習ったことをしっかり体得できる練習をしないとね。
コンクールに出場したいという希望があれば、基本的に私は叶えてあげたい。
ですが、
あきらかに課題曲をこなす力がついてなかったり、
ふだんのテキストが課題曲と解離していたら、それはちょっとまずい。
コンクールに出たいなら、
まずは普段のテキストをしっかり進めて、
普段習っていることをきちんと消化して、
さぼらずに誠実にピアノと向き合う意識があることが大切。
また、これはおとなの対応の仕方によりますが、
ピアノは一夜漬けが効きません。
つまり、本番が近くなったからその時だけがんばればいいと思わせてはいけなくて、
普段から練習の積み重ねが必要だと知ってもらわなくてはなりません。
発表会の選曲は、本人との相性を考えて余裕を持って準備していけるけど、
コンクールの課題曲は、限られた中から選んでこなしていきますでしょ。
それはやっぱり苦手の克服にも迫られたりしますし、
課題曲は好きな曲ばかりじゃないし。
子どものうちにコンクールにトライして結果を出すためにがんばる。
これはすごくいいことなので、
小学生のうちは普段のレッスンをさぼりすぎず、習ったことをしっかり身に着け、
本当の実力を養い、表現する楽しさを知ってほしいですね。
少し大きくなったら、コンクールを卒業して大曲に取り組むケースも多いので、
チャレンジしたいときは準備含めてがんばって、
でもコンクールのためだけに弾くのではないということも忘れずに、
前向きな方向を健やかに持ってほしいと思っています♬