2017.09.13
レッスン歴半年のたーくん(小2)
いつも楽しそうにピアノに向かっています。
ピアノの前に座るなり、
「この曲、全部弾けたよ!最初はむずかしかったけどいまはかんたん!」
なんと生き生きしていることか、なんと楽しそうなことか・・・!
この笑顔を失わないように伸ばしてあげなきゃといつも思います。
さて、このたーくん、ふと気づけば、
ごく自然に、いい指で、いい感じの手首で弾いています。だから音色もいい。
指や手首の使い方は最初から少しずつ教えていきますが、
その体得はすぐにできるものではありません。
いつも注意を与えて意識を向けさせて、
そうしていくうちに“無意識に”できるようになっていきます。
この無意識に、というのがポイントで、最初は意識的にやろうとしていきますが、
いつのまにか意識しなくてもいい弾き方が身についている。
こうなってくると、さらにうまくなるための色々が浸透しやすくなっていきます。
あっちに気をつけ、こっちも気をつけて…という状態だと、
もっとレベルの高いアドバイスまで入っていきませんしね。
こういうレベルが基本にあることで、この先の伸び方に差が出てきます。
つまり、いい弾き方が身についてないと、
いくら進度が進んでも、内容のレベルが上がらないと言う事になるんですね。
そういう指導内容は、楽譜などの印刷されたものには書かれていません。
音を比較して、いい音色にするためにはこういう弾き方でねと、
現場のレッスンでしか教えられないもの。
ご自宅の練習では、つい、
つっかえないように、ミスしないように、テンポも速いほうがいいと思うかもしれませんが、
それよりもいい内容で弾かせたい。
ファイルに書いてあげたことをいつも意識して、
目に見えない弾き方、指などの使い方を体得するように、ご助言くださいね♬
9月になったらすっかり空気がすがすがしくなり、湿度が低いと過ごしやすいですよね。
今夏は暑さが楽でしたが、それでも夏の疲れは出るし、気温差で風邪の生徒さんたちも。
なんだか眠いという方、いらっしゃいませんか?それは夏の疲れ。
彼岸が過ぎればだんだん抜けていきますよ。
それにしても身体ってすごい。
1月に脱臼・骨折した肘、夏は気にならなかったけれど、
涼しいときや雨の時、鈍い痛みや引き攣った感じがはっきりきます。
リハビリや、はり灸の先生方、「細胞レベルでけがを記憶しているから」
それこそ蚊に刺されたことまで記憶しているというから驚き。
さて、そんなこんなするうちに、先週はコンクールの会議で仙台に行ってきました。
東北6県の理事や審査関係などのメンバーでの大事なものですが、
いかにいいコンクールにしようかと、一生懸命なのが伝わってきます。
子どもたちに深い愛情があり、ピアノ界に貢献しようとする姿勢がいいなぁ。。。
11月には優秀者記念演奏会があり、そのあと来年の課題曲発表。
どんな曲が来るのか楽しみです♪