2017.07.19
また、
進度と実力についてですが、
たとえばその本の、
30番を弾いている人と60番を弾いている人、
もちろん60番の方がむずかしいわけですが、
じゃあ60番の人の方がうまいかといえば、そうとも限らない。
これは誤解されやすいのですが、
進度が早い方がいいけれど、演奏内容はまた別なんです。
むずかしい曲を弾いているからうまいとは限らない、
うまいかどうかは、その演奏レベルで決まります。
だから、
どれだけ進んでいるかと言う事を中心に考えない、でも進度も無視できない、
というちょっとわかりにくい感じは付きまといますね。
ピアノ経験のあるお母さんは,
なるべく早く進んでほしいと思うでしょうし、
発表会ではむずかしい曲を弾いてほしいと思うかもしれませんが、
その出来栄えによっては、必ずしも上手とは言い切れないことも多くあるので、
その辺をご理解いただけると、と思います。
いずれにしろ、
レッスンではどの生徒さんにも、うまくなるために必要なことを教えています。
レッスン内容をしっかり意識して、そこに主眼を置くようにがんばっていきましょう♬
母の四十九日法要と納骨が終わり、毎週末は妹と実家の片づけに追われています。
「おばあちゃんは、ほしいものだけ取ってあとはどんどん捨てて!って言ってたよ」
娘のひと言で躊躇が減り、捨てる量がそれこそ半端ない。
どっちにしろほとんどを処分するしかないけれど、気持ち的な葛藤が減るというか。
母ひとり分というわけじゃなく、
40年以上暮らした家の生活すべての道具を処分するのはそりゃもう疲労です。
それにしても父も母も、おそらく気ままな生活を楽しんだんだろうなぁと、
なんとなく後悔少ない人生だったんじゃないかと思えることが助かるなぁ。
写真はすごくたくさんあって、そのすべてがいつも笑顔で、それだけでもよかったなと。
先週私が持ち帰ったのは、絵画と、昔の彫り物のある衝立と、多少の食器。
「文化的なのは全部、あきちゃんがもらっていいよ。私はバッグとかもらうわ」
妹と私の趣味の違いで、意外にも遺品分担がすんなりいってます。